「どうせ使うものだから、まとめ買いした方がお得」
日用品を買っていると、そう思うことがあります。
洗剤、ティッシュ、トイレットペーパー、シャンプー、飲料、食品。
3個セットやケース販売なら、1個あたりの価格が安くなることもあります。
でも私は、基本的に日用品のまとめ買いをあまりしません。
その代わり、ストックはします。
私にとってちょうどいいのは、
「今使っているもの+予備1個」
くらいです。
使い切ったらストックを開け、そのタイミングで新しい予備を1個買う。
もちろん、水やトイレットペーパーなど、なくなると困るものは少し多めに持っています。
いろいろ試した結果、私は「安く買える最大量」より、
安心して暮らせて、家の中も圧迫しない量
を基準にした方が暮らしやすいと感じるようになりました。

私は「まとめ買い」と「ストック」を分けて考えている
私の中では、まとめ買いとストックは少し違います。
まとめ買いは、
「安いから、今のうちにたくさん買っておく」
という発想。
一方、ストックは、
「なくなったときに困らない程度の余裕を持っておく」
という発想です。
結果的に同じ商品を2個、3個持つことはあります。
でも目的が違います。
私は節約のために在庫を増やすより、
生活を止めないために、必要な分だけ余裕を持つ
方が自分には合っています。
まとめ買いには「見えにくいコスト」もある
まとめ買いをするとき、どうしても目に入るのは価格です。
「1個あたり50円安い」
「6個セットなら10%お得」
こう表示されると魅力的に見えます。
でも、家に持ち帰った後のことまで考えると、価格以外にもいくつかコストがあります。
たとえば、
- 収納スペースを使う
- 在庫を管理する必要がある
- 食品なら賞味期限がある
- 使い切るまで別の商品を選びにくくなる
- 長期間保管することになる
といったことです。
10個買えば、10個目を使うのはかなり先になります。
食品については、私自身、まとめて買ったものを使い切れず、賞味期限を切らしてしまった経験があります。
そう考えると、
「安く買えたか」だけでは、本当に得だったかどうかは分からない
と思うようになりました。
家のスペースもタダではない
特に意識するようになったのが収納場所です。
ティッシュを何箱も。
トイレットペーパーを何パックも。
洗剤やシャンプーの詰め替えを何本も。
一つひとつは小さくても、まとめればかなりの場所を使います。
大きな倉庫や収納部屋がある家なら、それほど問題にならないかもしれません。
でも一般的な住宅では、置ける量には限界があります。
だから私は、
「100円安く買えるか」だけでなく、「この商品に棚をどれだけ使うか」も含めて考える
ようにしています。
商品代だけでなく、収納スペースも暮らしの資源だからです。
たくさんあると、かえって使い方が雑になることもある
これは私自身の感覚ですが、家に大量にあると、
「まだいっぱいあるから」
という気持ちが生まれます。
すると、一つしかないときより少し多めに使ってしまうことがあります。
せっかく安く買っても、使うスピードまで速くなったら、節約になったのか分かりません。
それより私は、
「必要な分がちゃんとある」くらいの量を、大切に使う
方が気持ちいい。
安く買うことだけではなく、買ったものを無駄なく使うところまで含めて節約だと思っています。
私には「必要な分+1」がちょうどいい
普段使う日用品なら、私の基本はとても単純です。
使用中の1個 + 予備1個。
たとえば、
洗剤を1本使っているなら、未開封を1本。
歯磨き粉を1本使っているなら、予備を1本。
なくなってから慌てて買いに行く必要はありません。
一方で、大量の在庫を抱える必要もない。
このくらいだと、
「切らさない安心」と「持ちすぎない快適さ」
の両方を取りやすいと感じています。
もちろん家庭によって消費量は違います。
家族が多ければ+2、+3がちょうどいい場合もあるでしょう。
大切なのは「1個」という数字そのものではなく、
自分の家で無理なく回せる量を決めておくこと
だと思います。
まとめ買いする前に、私はこの5つを考える
最近は、まとめ買いをする前にだいたい次のように考えています。
| 確認すること | 私の判断 |
|---|---|
| 確実に使い切れる? | YESなら多めでもOK |
| 保管しても困らない? | YESなら候補 |
| 置く場所が十分ある? | なければ買わない |
| 「安い」だけが理由になっていない? | 一度考え直す |
| なくなったとき生活に大きく影響する? | 少し厚めに備える |
この5つを考えるだけでも、
「6個セットの方が安いから」
だけで買ってしまうことが減りました。
まとめ買いに向いているもの
私なら、次のようなものは比較的まとめ買いや多めのストックに向いていると考えます。
- 確実に使うもの
- 消費量がある程度決まっているもの
- 保管しやすいもの
- 十分な収納場所があるもの
- なくなると生活への影響が大きいもの
- 廃番など、今後入手できなくなる事情があるもの
反対に、次のようなものは大量には持ちません。
まとめ買いに向いていないもの
- 賞味期限が短いもの
- 使用頻度が低いもの
- 好みが変わりやすいもの
- 新しい商品を試したくなりやすいもの
- 収納場所を大きく取るもの
- 「安いから」という理由だけで欲しくなったもの
同じ商品でも、家族構成や収納スペースによって答えは変わります。
だから私は、
「これはまとめ買い向きの商品か」だけではなく、「わが家では使い切れるか」
を見る方が大事だと思っています。
防災用のストックは別に考える
ただし、防災については「物を増やしたくない」という基準だけでは考えません。
水。
食料。
トイレットペーパー。
携帯トイレ・簡易トイレ。
こうしたものは、災害時になくなると生活への影響が大きいため、普段の日用品より厚めに備えておきたいものです。
内閣府では、家庭で最低3日分、できれば1週間程度の食料、飲料水、携帯トイレ・簡易トイレ、トイレットペーパーなどを備蓄することを案内しています。
ここは「必要な分+1」という普段のルールとは分けています。
普段の在庫は身軽に。
非常時の命綱になるものは、安心できるだけ持つ。
私はこのくらいの分け方がちょうどいいと思っています。
普段使うものなら、ローリングストックが続けやすい
以前、災害用として買っておいた食品を使わないまま、賞味期限を切らしてしまったことがあります。
「非常時専用」にすると、普段は存在を忘れやすい。
そこで、普段から使えるものについてはローリングストックの方が自然だと感じています。
いつも飲んでいる水を少し多めに置く。
普段食べる食品を少し余分に持つ。
古いものから使い、減ったら買い足す。
内閣府も、保存期間の長い普段の食品を多めに買い、期限の近いものから使って補充するローリングストックを紹介しています。
「防災用品を管理する」という新しい仕事を増やすより、
普段の暮らしの延長で備える
方が、私には続けやすい方法です。
もちろん携帯トイレなど、普段は使わなくても備える必要があるものは別枠で持っておきます。
廃番品だけは、ついまとめて買いたくなる
私にも例外があります。
お気に入りの商品が廃番になると分かったときです。
「もう買えない」
と思うと、つい何個か買ってしまいます。
確かに、しばらくは安心です。
でも在庫が5個から4個、4個から3個と減っていくと、今度は少し悲しくなります。
結局、10個買っても最後の1個はやってきます。
そう考えると、
廃番品のまとめ買いは「なくなること」を防いでいるのではなく、その日を少し先に延ばしているだけ
なのかもしれません。
もちろん、本当に好きなら買ってもいい。
でも「もう手に入らない」という不安だけで必要以上に抱え込まなくてもいい。
なくなったら、そのときまた次のお気に入りを探す。
最近はそんなふうにも考えるようになりました。
結局、「多すぎず、少なすぎず」が一番だった
私は、まとめ買いそのものを悪いとは思っていません。
家族が多い家庭なら、大容量の方が便利でしょう。
毎日たくさん使う商品なら、まとめて買った方が買い物の手間も減ります。
十分な収納場所があるなら、価格メリットを優先するのも合理的です。
ただ、私自身は、
安さを最大化することより、安心と快適のバランスを取りたい。
普段の日用品なら、
必要な分+少し。
災害時に欠かせないものなら、
安心できる分をしっかり。
それくらいがちょうどいいと感じています。
物が足りなくて不安になるほど減らさない。
でも、安いからと家中を在庫でいっぱいにもしない。
まとめ買いをするか迷ったら、
「何個買えば一番安いか?」ではなく、
「家にいくつあると一番安心で快適か?」
と考えてみる。
日用品の「ちょうどいい量」は、値札ではなく、自分の暮らしの中にあるのだと思います。


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